『人生の勝算』を読んで心臓を持っていかれた【書評】

こんにちは!

「自分のためにやったことが、誰かの役に立てると嬉しい」灰かぶりです。

 

半年ほど前に本を買ったものの、本棚で眠っていた

SHOWROOM株式会社代表 前田裕二さんの『人生の勝算』を読みました。

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最近、キングコング西野亮廣さんが立ち上げた

レターポットというサービスにはまっており、

その西野さんが「面白い」と言っているのを見て

本棚から引っ張り出してきた次第です。

 

読んだ後の第一声

 

えぇ、翌日の予定も考えずに一気読みしました。

 

私はドハマりしましたが、中には否定的な方もいらっしゃるようで

「ビジネス書らしくない」

「具体的手法がない」

という意見を目にしました。

 

確かに、他の方が同じような内容で書くと

”ビジネス書”というより”自己啓発本”になるでしょう。

 

しかし、私はSHOWROOMというサービスは出演者と視聴者の間に

ストーリーがあり、そこから共感が生まれ、

そしてコミュニティーが育っていくものだと解釈しています。

 

本書でも同じように前田さんの幼少期のすさまじいエピソードや

人間臭さの部分がストーリーの要素として随所にあります。

そして、試練に立ち向かう姿には共感が生まれる。

 

SHOWROOMと同じだと思うのです。

自分のやっているビジネスを忠実なまでに再現したビジネス本です。

 

つまり、本書はSHOWROOMというサービスを運営する

前田さんだからこそ書ける”ビジネス書”だと感じました。

 

そして前田さんの熱量に心臓を持っていかれました。

熱い。

エネルギー値高すぎる。

 

堂々と「Googleを超える」と宣言できるって、すげーなと。

 

 

 

「成功者は若いうちに苦労している」

「圧倒的マイナスをバネにして躍進する」

そういった、【苦労したヤツ最強説】にうんざりするのもわかります。

「じゃあ、大した挫折のない自分は何もできないのか」と

卑屈になる気持ちもわかります。

 

ただ、

「どんな挫折がすごいのか」

「何をもって成功なのか」

「どこがゴールなのか」

それは、おのおの違ってくるものなので、

私は私の挫折を乗り越え、私の目指すところへ向かっていこう。

 

当たり前を突き詰める。

情熱を持つ。

 

そうすれば、自ずから道は開けることを再確認させてくれる本でした。